カスタム743が手に合わなかった話。

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実用最強という噂のカスタム743を触る機会を手にする。
ニブはMニブ。

※845が3万円台前半で購入できてしまうので、15号Mニブの書き心地を体験してみたかったのだ。845は18金なので、14金の743とは微妙に違うのだが。

まず、書き味に関していえば、743のMニブは素晴らしい。
M800のFニブと同じ位の太さ。紙の湿り具合が手に伝わる感じでとてもマイルド。
パイロットなので、引っ掛かりもなく、フローも完璧。さすがだ。

カスタム74のFは持っているが、カリカリ感が手に合わず使っていない。
743のMはカリカリ感がない。トメハネ払いも、外国産には真似できない出来。

ニブの大きさも書きやすい15号サイズ。見ていて優雅な気持ちになる。
(※驚くべきことに、3776センチュリーとほぼ同じ大きさ。)
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このまま買おうかとしばらく文字を書き続けたところ、手首が疲れてくる。
リアヘビーなので、ペンを少し後方気味に持たないと安定しない。
ただでさえ、後方気味に持つのに、さらに後方を持つと、字が書きづらい。

手の大きさや慣れもあるのだろうが、後ろにキャップを付けた時のバランスが合わない。
キャップなしだと問題なく使えるが、自分は使用時はキャップを付けたデザインが好きだ。
重さの問題ではないようだ。重いM800ではこの手首の疲れはない。

つくづく、万年筆は値段ではない。
結局743は購入せず、返品することにした。(キングダムノートのSASを使った。)
バランスさえ手に合えば、買っていただろう。それだけ完成度の極めて高い万年筆であり、「実用最強」というキーワードも伊達ではない。

743のフォルカンは候補だったが、今回の件で候補から外れた。
146やM800の方が自分の手に合うし、書き味も手持ちの万年筆を大幅に超えるものではない。感動とまでは行かないし、同じようなレベルのものは所持している。


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by suleymaniyejamy78 | 2017-01-22 10:41 | RICOH GR | Comments(0)

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