国産万年筆の優秀さと特徴所感

何本か購入してみて、国産の一万円クラスの万年筆は非常に優秀です。
どのメーカーも品質管理が高く、問題のある物は外国産に比べると少なく感じます。日常用途だと、極細~中細字が汎用性が高いです。


まず一本という方は、国産万年筆から気軽に手を出すのが無難かと思います。
1万円、2万円、3万円~とありますが、書き味はどれも優秀で、あとは軸の重さ、太さが自分に合うかどうかです。好みの世界です。


自分の感じる国産万年筆の特徴を挙げておきます。
あくまで自分の限られた経験での感想ですので、あくまで参考までに。


①セーラー
ニブがガチニブ(硬くあまりしならないニブ)傾向で、ペンに任せて書く感じです。字を丁寧に書くというよりも、万年筆らしく長時間書いても疲れにくいという特徴があります。プロフィット21が、論文試験等の受験生に人気だというのもそういう特性があるからでしょう。

F、Mニブとも素晴らしい硬質な書き味ですが、このメーカーの神髄は、特殊ニブにあると思います。長刀は書いているとうっとりします。


②パイロット
フローがよく、ペン先がしなります。ソフトニブも各種用意されていますが、普通のニブでもよくしなります。線に強弱が付けやすく、字の打ち込みや、トメハネがやりやすいです。しなるからといって、初心者に使いにくいわけでなく、筆圧を吸収してくれる感じで絶妙に、適度にしなってくれます。

品質の個体差が一番少ない印象で、安心して贈り物として使えます。「安心」という言葉がよく合います。車で言えば、「トヨタ」、カメラで言えば「キャノン」でしょうか。


特にフォルカンニブが一押しです。柔らかさだけが強調されるニブですが、フローよく普通にスラスラ書けます。出先で手帳などにも低筆記で書けるので、1本持ち歩くとなると、ついつい選んでしまうのが、FAだったりします。


③プラチナ万年筆
ニブの柔らかさで、よくセーラーが、パイロットとプラチナの中間と言われますが、自分の感覚では、プラチナが中間です。
パイロットほど柔らかくはないが、適度にしなります。どこかに書いてありましたが、鉛筆で書いている感覚に近いものがあります。サクサク音がします。
ニブが大きく、コスパは一番高いのではないかと思われます。車で言うと、マツダかな。カメラメーカーで言うとペンタックス。
高級万年筆を何本も持っているのに、筆入れに持ち歩いているのは、3776センチュリーで、極細から太字までという方がいるのもうなずけます。

昔と比べれば、フローが良いということですが、それでもフローは控えめで、それでいて自重で極細が書けてしまうという経済的なペンでもあります。他社のEFニブも良いですが、プラチナのEFニブが一番書きやすい気がします。

プラチナの軟ニブは、しなるもののパイロットほど強弱が付かず、一定の線が書けます。この辺は好みです。


それから、あまり知られていませんが、Cニブという極太ニブが、雲の上に載っているようなフワフワした書き味で、少しとび抜けて気持ちの良いニブです。用途は限られますが、原稿用紙への筆記や赤ペン添削にはもってこいかと。



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by suleymaniyejamy78 | 2015-11-21 11:39 | 万年筆 | Comments(0)

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